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2007年12月23日

ヲタッキーきよしの知ったかぶり豆知識 ①

今日はガソリンタンクのキャップの話です。
よく見るこのキャップは 『エアプレーンタイプ』 と言います。

エアプレーン・・・つまり飛行機ですが、なぜ飛行機?
 

はい、こちらが”本物の”エアプレーンキャップです。

たまたまウチの駐車スペースで朽ち果てかけてた車輌に付いていたので、今回のブログはこのネタで・・・。

使い方はカンタン、まずロックノブを起こして・・・。

 
ノブをクリッと回して・・・。

 
上に持ち上げて取り外します。 

そう、『開く』のではなく『取り外す』です。

お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、皆さんのDUCATIのキーの差込穴のヘンなカタチの蓋は実は、このロックノブを模したものだったのです。

この”飛行機用の燃料キャップ”を最初にバイクに取り付けたのは、確かWGPのスズキワークスだったはず。
’70年代の当時、燃料キャップと言えば簡単なねじ込みタイプのキャップだったのですが、もっと機密性がよく、開口部が広くて、簡単に開閉できるキャップは無いものか・・・と探していたところ、軍用機等に使われるキャップがいいんじゃね?・・・との思い付きで、飛び込んだ軍の払い下げパーツのジャンク屋で見つけたこのキャップを付けてみたら良好だった・・・ということらしいです。

また、このキャップは世界共通の規格で作られているため、万が一トラブルが発生しても世界のどの国でも部品が入手できるという利点もあったとか。 世界中を転戦するGPチームのニーズにまさにピッタリだったんですね。

ちなみに市販車のバイクにこの”エアプレーンタイプ”のキャップを最初に付けたのもスズキ。
車種はたしか’83~4年頃に販売された『RG250Γ』だったはず。
このバイクのキャップのレプリカ具合ときたら、今のキャップより徹底してまして、まずロックノブを起こし、現れたキー穴にキーを差込み、キーを回すのではなく”本物”のようにロックノブを回して開けるというものでした。 当然『開く』ではなく『外す』。 すげー使い辛かった・・・。

メッチャ詳しいでしょ? だってⅡ型のガンマ乗ってたモン。 オレ知ってんねん。

きよしでした。


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投稿者 duca : 2007年12月23日 20:33